トピックス

TOPICS
2026.03.10 from the CEO

<2026年2月を振り返って>山内英貴

代表取締役CEO兼社長
山内 英貴

今月の市場テーマ

「金利・為替・地政学が交差する市場環境」

 

Key Points(今月のポイント)
    • 日本の解散総選挙後の財政期待を背景に、日本株は上昇する一方、長期金利は高止まり
    • 円安やグローバル金利の変動が商品市場にも波及し、金・銀価格は一時的に大きく調整
    • インフレ環境の下で、株式とヘッジファンドを組み合わせた分散投資の重要性が高まる

 

Market Headline

金融政策、地政学、為替の動きが同時に市場を動かす局面となっています。

 

Market Overview(今月の市場)

今月の金融市場は、株式、債券、為替、商品といった複数の市場が連鎖的に動く展開となりました。

日本では衆議院解散総選挙で与党が大勝したことを受け、積極財政への期待から国内株式市場は上昇しました。一方で、財政拡張への警戒感もあり、日本の長期金利は高止まりする展開となりました。

為替市場では円安基調が続く中、米国側からの牽制も意識され、ドルの調整局面も見られました。こうした為替や金利の変動は商品市場にも波及し、金や銀といった貴金属価格が一時的に大きく調整する場面も見られました。

また、足元では中東情勢、とくにイランを巡る緊張の高まりが市場のリスク認識にも影響を与えています。

 

Market View(市場構造)

現在の市場は、株式、金利、為替、商品といった資産が相互に影響し合う構造となっており、多くの資産で長期的に続いてきたトレンドが成熟しつつある可能性も見られます。

こうした局面では市場の材料に対する反応が敏感になり、価格変動が大きくなる傾向があります。特にインフレ環境が続く中では、債券は実質リターンを得にくい資産となりつつあり、従来の株式と債券の組み合わせだけでは十分な分散効果が得られない場面も増えています。

 

Portfolio Update(運用状況)

このような環境の中で、GCIエンダウメントファンドが組み入れているヘッジファンド戦略は、価格変動や市場の歪みを収益機会とする運用手法により、ポートフォリオの安定性に寄与しています。

当ファンドでは現在、成長型ポートフォリオにおいてリスク水準の適度な引き上げや、ヘッジファンド戦略間の配分見直しなどを検討しています。これは単にリスクを増やすという意味ではなく、より効率的なリターン源泉へ資産配分を調整するという考え方に基づくものです。

 

Investment Philosophy

投資において重要なのは市場の短期的な動きを予測することではなく、変化する環境の中でも持続可能なポートフォリオを構築することだと考えています。
GCIエンダウメントファンドでは、株式を長期成長の柱としながら、ヘッジファンドなどのオルタナティブ資産を組み合わせることで、市場の変動とインフレ環境の双方に対応できる運用を引き続き行ってまいります。

×