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2026.03.12
from the CEO
ビッグ・ピクチャー「名目成長レジームへの転換」
本レポートは、過去40年間続いたディスインフレの時代が終焉し、持続的なインフレと「低実質金利体制」を伴う「名目成長レジーム」へと世界経済が移行しつつある構造的転換を検証しています。
現在、日米などの主要先進国は平時として歴史的な水準の公的債務を抱えています。この膨大な債務負担を持続可能なものにするため、政策当局は実質金利を低位に抑えつつ、インフレを伴う名目成長を利用して債務を圧縮していくアプローチを事実上とらざるを得ないと分析します。
この新たな環境下では、名目成長の恩恵を受ける株式市場が底堅く推移する一方、実質購買力が毀損する債券投資には強い逆風が吹きます。また、日米の巨大な対外不均衡を背景に、中長期的には大規模な円高方向への為替調整がオーバーシュートを伴って生じるリスクも指摘しています。
今後の投資戦略においては、名目成長率と名目金利の差である「G-R」をテールリスクの指標として注視し、レジーム転換の本質を見極めることが極めて重要です。
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